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2019年は日本の仮想通貨業界に注目【フィスコ・仮想通貨コラム】

2017年、日本は世界のビットコイン・コミュニティーの中心にいた。中国では仮想通貨の取引が全面的に禁止されたが、日本には金融庁に登録された仮想通貨交換業者が16社存在し、仮想通貨に対して比較的寛容な姿勢を維持していた。それが1年でなんと大きく変わったことだろう。転機は2018年1月、仮想通貨交換業者コインチェックが不正アクセスを受け、約580億円分の仮想通貨が流出したときだ。規制当局はこの事件に大きな警戒感を抱き、新規事業者の登録に神経質になり、市場の成長は一時的に減速した。だが、日本はブロックチェ…

ネガティブなニュースに引きずられた2018年のビットコイン市場は【フィスコ・仮想通貨コラム】

2017年に驚異的な上昇をみせたビットコイン市場だが、2018年は波乱の1年となった。世界中の政府や企業が仮想通貨ビジネスについていこうと必死になるなか、ビットコインは何回か暴落を経験した。報道が価格変動を引き起こす大きな要因になるとは限らないだろうが、市場下落と時期を同じくして流れた主要なニュースを振り返ると、さまざまな教訓がある。●韓国が仮想通貨規制の厳格化を示唆(1月7日~12日:マイナス17.3%)1月第2週にビットコインの相場が反発をみせた直後に、冷や水を浴びせる出来事があった。前年12月…

ロジャー・バー氏インタビュー:2018年振り返りと、2019年の展望【フィスコ・仮想通貨コラム】

2018年後半の仮想通貨界隈において、11月に起こった仮想通貨ビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク(機能向上のための技術仕様変更)は大きなインパクトとなった。これは、ビットコインキャッシュの仕様をめぐり2つの開発チームが相容れない仕様を提案していたことで、当初は両陣営のハッシュパワー(仮想通貨の新規発行などに必要な計算であるマイニングにおける計算力の強さ)によってどちらの仕様が有効か決める戦いとされていたが、最終的にはビットコインキャッシュ(BCH)とビットコインSV(BSV)という2つ…

ブロックチェーン特許増加が物語る(たぶん)明るい未来【フィスコ・仮想通貨コラム】

11月半ば以降、ビットコインの価格が40%も下落して、本格的な冬の到来を実感している投資家は少なくないだろう。だが、仮想通貨の基礎をなすブロックチェーン技術を見ると、歴史はスパイラルを描いて進むというマルクスの言葉を思い出さずにいられない。たしかに今、仮想通貨の価格は右肩下がりだが、この業界そのものは力強い前進を続けていることを、データは示している。その根拠は特許出願にある。LongHashはグーグルパテントを使って、この1年間のブロックチェーン関連特許の出願動向を調べてみた。すると、その件数は着々…

ビットコイン納税──オハイオを「仮想通貨バレー」に【フィスコ・仮想通貨コラム】

仮想通貨に関する最近のニュースは、ビットコインの暴落が中心だ。しかし、下げ相場でも、仮想通貨は「主流」になりつつある。オハイオ州は11月末からアメリカの州として初めて、ビットコインで納税できるようになった。オハイオがビットコインを合法的な支払い手段と見なしているという、明確なメッセージだ。この新たな取り組みは、表面上は、税金を納めやすくするためだ。ブロックチェーンによって手数料が安くなり、モバイル決済が可能になって、支払いをリアルタイムで追跡できるようになる。ただし、利便性だけの話ではない。オハイオ…

もしビットコインが使えなくなったら、あなたはどのくらいショック?【フィスコ・仮想通貨コラム】

「もしこの製品が使えないという事態になったら、あなたはどのくらい残念に思いますか」これは、いわゆる「グロース・ハック」の提唱者であるショーン・エリス が考えたアンケートの設問だ。エリスはドロップボックスやオンラインチケットサービスのイベントブライト、リモートアクセスサービスのログミーインといった企業でユーザー数を急増させるのに一役買ってきた。エリスはこの問いを、企業が規模を拡大する際に必要な「プロダクト・マーケット・フィット」(PMF)に到達できているかどうかを測るために使っている。人々が当該製品の…

宇宙へ──マイニングの新たなフロンティア【フィスコ・仮想通貨コラム】

ビットコインのネットワークの要であるプルーフ・オブ・ワーク(PoW)のアルゴリズムは、マイニング(採掘)という計算作業に支えられて稼動し続けることができる。精巧に暗号化されたシステムは、ビットコインだけでなく、PoWの分散型ネットワークで運営されるあらゆる仮想通貨の基礎となっている。ただし、マイニングの作業は深刻な問題と背中合わせだ。コストを回収するだけの報酬を稼ぐためには膨大な作業量が必要で、そのために大量の電力を消費するのだ。実際、かなり高くつく。仮想通貨の価格が急騰してマイニングで荒稼ぎしてい…

「投資家よ、アクティビストたれ」マネックス松本CEO が仮想通貨投資家に伝えたいこと Vol.2

(この記事は、「DMM Bitcoin 田口社長インタビュー Vol.2:岐路に立つ仮想通貨交換業」からの続きです)マネックス証券×コインチェック 松本CEOの野望とは?マネックスグループは12日、都内でメディア向け事業説明会を開催。松本氏は、米国事業、クリプト事業、日本事業について次のように説明した。「USとクリプト事業が大変絶好調、あるいは大きな期待があるという中で、日本に関しましては残念ながらマーケットがなかなか拡大していかない」「資本市場が常にしっかりしていて、色んなことが起きてもすぐに戻る…

「投資家よ、アクティビストたれ」マネックス松本CEO が仮想通貨投資家に伝えたいこと Vol.1

マネックスグループの松本大CEOは、コインテレグラフ日本版のインタビューに答え、4月にマネックスグループ入りした仮想通貨取引所コインチェックとマネックス証券との相乗効果について言及し、「個人投資家をアクティビストにする」という野望を語った。また、今後の仮想通貨業界の見通しについても触れ、トレンドの一つであるステーブルコインの普及について一筋縄ではいかないという見解を示した。一筋縄ではいかないステーブルコインボラティリティの高いビットコインなどの仮想通貨とは異なり、法定通貨との1対1と連動させることな…

バブル崩壊はビットコインだけではない?

17日の仮想通貨相場は、主要20種を中心に小幅に上昇している。仮想通貨相場の暴落について、「バブル崩壊」や「仮想通貨の終焉」といった声が聞かれるが、実は仮想通貨市場よりFAANG(フェイスブック、アマゾン、アップル、ネットフリックス、グーグル)のほうがピークからの下落幅が大きいことが明らかになった。ビットコイン(BTC)は、過去24時間で0.5%のプラス。執筆時点で3255ドル付近で推移している。3000~3500ドルのサポートゾーンでの取引が続いている。時価総額2位のリップル(XRP)は、0.73…

DMM Bitcoin 田口社長インタビュー Vol.2:来年度には決済領域進出にも着手

(この記事は、「DMM Bitcoin 田口社長インタビュー Vol.1:岐路に立つ仮想通貨交換業」からの続きです)DMM Bitcoinのビジネス領域の拡大も仮想通貨業界が岐路に立たされる中で、DMM Bitcoinとしては自社のビジネスを再定義する必要に迫られていると、田口社長は分析している。1つの戦略が決済領域へのビジネス展開だ。「資金移動業や前払式支払手段、もしくは代行収納。お客様に提供する新しいサービスに必要なライセンスを躊躇なく取得していく」と話す。仮想通貨が社会基盤として、決済もしくは…

DMM Bitcoin 田口社長インタビュー Vol.1:岐路に立つ仮想通貨交換業

仮想通貨交換業を手掛けるDMM Bitcoinは、仮想通貨の決済領域へのビジネス展開の検討を開始している。DMM Bitcoinの田口仁社長は、このほどコインテレグラフとのインタビューの中で、「将来的に資金移動業もしくは前払式支払手段といった分野でのライセンス取得を検討していく」ことを明らかにした。田口社長は、機関決定を経ていない、あくまで個人的見解としながら、「(法定通貨とペッグした)ステーブルトークンのイシュア—(発行者)となることも考えていきたい」と語った。足元の仮想通貨相場が低調な中、取引プ…

仮想通貨の相場と株式相場は本当に連動しているのか【フィスコ・仮想通貨コラム】

どの市場で運用しているかを問わず、投資家にとって11月の第3週は厳しい週だった。ビットコインなどの仮想通貨は過去1年間の最安値を記録。他の金融市場も同じような弱気展開で、多くの銘柄で株価は年初水準に戻ってしまった。かなり痛い目に遭った投資家もいただろう。仮想通貨と株価が同じタイミングで下げたのを見れば、これは単なる偶然なのか、それとも両者は同じようなパターンを追って動いているのかという疑問が生じるのは当然だろう。以前であれば、仮想通貨市場と既存の金融市場の動きの間に強い関連は明らかに存在しなかった。…

続ける?やめる?岐路に立たされるマイナーたち【フィスコ・仮想通貨コラム】

いくらなんでもこれ以上下がらないだろう——。そう思っていた矢先に、またビットコインの価格がガクッと下がった。11月後半の2週間では40%近くの下落となった。おかげでビットコインの取引はもちろん、マイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)から収益を上げるのも不可能と判断するマイナーが出てきている。この見方が広がれば、ネットワークを動かすのに必要な計算力が大幅に減少して、ビットコイン価格はますます下げ圧力にさらされる恐れがある。そこでLongHashは、ビットコイン・マイニングの収益…